「俺に言わせりゃロマンに欠けるな」
ハードボイルドで渋い次元に痺れる…
次元は言葉のとおりロマンチストなんだよね。
『峰不二子という女』と同じ系統の作品。しかも次元が用心棒をしているときの出来事が絡んでくる。
不二子の裸体や剥き出しの血と骨をがっつり描いているあたりが大人向け。
ルパンはキャラデザでガラリと雰囲気が変わるからコメディもシリアスもどっちもイケる。
ストーリーは次元の魅力を最大限に描いている反面、敵キャラのガンマンとしてのゲスさがちょっと物足りなかったかも。
でも、ラストの一騎討ちは結果が分かっていても「あっ!」と息を飲む展開で納得の締め。
次元と煙草。
これからもずっとニヤリと笑って吸っていてくれ。
……そろそろ五ェ門にも会いたくなってきた頃合いです。
P.S
小林清志さん、長い間次元を演じてくださりありがとうございました!