やすはらとおる

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密のやすはらとおるのレビュー・感想・評価

5.0
But you know, Sometimes It's the very people who no one imagines anything of who do the things no one can imagine.

ー 時に、誰も思いもしなかった人物が
誰も思いもしなかったことを成し遂げるんだ ー


最近知り合った映画好きの女の子からオススメされ鑑賞。久しぶりに興奮すら覚えた。
映画を沢山見れば見るほど、比較できる視野が増え、感動したり作品を純粋に楽しむことが出来なくなっていくものだ。
けど、たまにこういった自分のハードルを遥かに超える作品が現れるから映画はやめられない。
さすがリケジョ、オススメしてくる作品のセンスに知的さが溢れてる。

作品の舞台はWW2、ドイツ軍の暗号エニグマを解読するために招集されたスペシャリスト達の苦悩、葛藤、愛、使命が描かれている。

とにかく名言が多く、見ている最中に何度も心に刺さるセリフと出会うことになる。

本作ではLGBTQにも触れており2014年公開当初で見るのと、性の多様性が認められ始めた2020年に見るのでは印象も大きく変わるはずである。

主人公の愛は自身の恋愛にも重ねることができて胸が痛くなった。
女々しいと言われたって好きだった人をそんな簡単に忘れられないよな。

この作品は好きだった元カノと一緒に見たかったなぁなんて雑念も鑑賞中も頭に浮かんだ。
早く映画に集中出来るようにならなきゃな。映画と同じようにきっとあの人を超える人にも出会えるはずだ。


恋に恋せず、寂しさで誰かと付き合うのではなく、これからも本当に好きになった人とだけ付き合おう。
そんなこと言ってるから今まで付き合った数が極端に少ないのだが、。


でもまぁ、急いで決めた中に本物は居ない。この作品でもそう教えてもらった。


But you know, Sometimes It's the very people who no one imagines anything of who do the things no one can imagine.

ー 時に、誰も思いもしなかった人物が
誰も思いもしなかったことを成し遂げるんだ ー


本物の誰かが全てを変えちまうんだ。