小波norisuke

ビッグ・アイズの小波norisukeのレビュー・感想・評価

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)
4.0
大きな瞳が訴えている。私が描いたの。

おそらく、この映画を観た、日本のニュースを耳にしている誰しもが、昨年の出来事を思い浮かべてしまうだろう。エイミー・アダムスの心痛に耐える表情。あの人もあんな気持ちだったのだろうかと。

嘘をつくことに罪悪感を感じるマーガレットに、真実をさらすことだけが正しいとは限らない、とカトリックの神父が諭す。10年後、新興宗教がマーガレットに真実を語れと促す。これも実話なのかしら。だとしたら出来すぎた皮肉。とてもピュアな女性なのだ。

クリストフ・ヴァルツのイカサマ野郎ぶりが見事。逆ギレして、訴えてやる、なんて言うから、やっぱり「現代のベートーヴェン」を思い出してしまう。

エイミー・アダムスに魅了された106分
小波norisuke

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