このレビューはネタバレを含みます
1960年代のアメリカでは、ある種の宗教ですら女性が社会的に活躍するのを受け入れていない、そんな時代背景が生んだ事実に基づくアーティスト(音楽家ではない)の物語。
夫は妻の作品、異様に大きな目の子供を描いたポップ・アートが評判になると、持ち前の巧みな話術で自分が作者だと言い出し、一躍有名人になる。
夫も妻とは違うタッチの絵、風景画を描くペインター、アーティストなのにプライドはないのか?っと思っていたら…?
前半のポップなアメリカの街並みやロマンちっくな演出、中盤には『シャイニング』的な恐怖(笑)、後半は滑稽で、ティム・バートンらしい題材と、オトナな作風のバートン作品は嫌いじゃない。