Kana

ビッグ・アイズのKanaのレビュー・感想・評価

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)
3.0
戦後間もなくして、多くの現代アートが生まれた時代を駆け抜けた女性アーティストの半生。
いい話でしたが、感動よりモヤモヤが大きくて…。
主人公の心が弱すぎて、繊細と言えば聞こえはいいですが、浅はかだなって。
でも芸術家は常識はずれの変わり者が多いと言うから仕方ないのかな。
あんなに頼りない親に育てられた娘がしっかりしていてよかった。
教会のシーンや飲み屋のシーンなど、まだまだ差別的な社会であったことが描かれていたけれど、裁判長がリベラルな思考の持ち主でよかった。
それに心が弱くとも3回も結婚できるのだから、その時々の状況に合わせて柔軟に、なんだかんだ逞しく強かに生きられる人なのかなとも思ったり。
色味や音楽はティムバートンでしたが、話はまぁそこそこでした。
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