つばさみのるた

ヤング・アダルト・ニューヨークのつばさみのるたのレビュー・感想・評価

3.2
人生の過渡期に差し掛かる40代の夫婦と、夢と希望に満ちながらもアイデンティティを確立できていない夫婦のやりとりが絶妙。これを29歳の自分が見れたことは、何かの縁。何れの気持ちもわかるし、将来同じ想いをするだろう、予感もする。

42歳をやるベン・スティラーがiPodやNetflixを駆使するのに対し、25歳のアダム・ドライバーがレコードやVHSに憧れる若者という構図が良かった。

ドキュメンタリー映画監督という同じ立場でありながら、姿勢が全く違うところも、現代を描いているなぁと納得させられました。