kanaco

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦のkanacoのレビュー・感想・評価

3.3
やったー!『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズがU-nextに帰ってきた!しかも前になかったエピソードも一緒に配信来た!っというわけでお散歩並みにのんびり鑑賞していきます①

✿『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズ✿
映像制作会社に送られてくる〈怪奇現象〉が映った投稿映像を、撮影・取材スタッフであるディレクター・工藤とアシスタントディレクターの市川、そして(監督の白石晃士が演じる)カメラマンの田代が検証・調査を進めていく、白石晃士監督お得意のフェイクドキュメンタリー。

そして今回の、捕獲対象は…口裂け女!

✿kanacoの知っている口裂け女は…✿

夕方以降に現れる、長い黒髪で背が高い美人だけど白いマスクをしているという女の都市伝説。学校帰りの小学生に「わたし、キレイ?」としきりに尋ねてくる。空気をバッチリ読んで「キレイです😀👍」と答えると「これでもかー!」という決め台詞と共に、満を持したようにマスクを外して耳まで避けた口をお披露目してくる。ちなみに「キレイじゃない」的暴言を吐くと、初手でブチ切れて包丁持って追いかけてくる(そんな失礼な人にはそりゃそうだ)。かけっこ大得意な口裂け女さん、100mを6秒くらいで走るらしい(所説あり)。対処方法は彼女が苦手単語の「ポマード」を連呼するか、彼女が大好物の「べっこう飴」をプレゼントするか。べっこう飴を渡すとなめ始めるので、そのうちに逃げるというトラップを張れると安心です。

1979年くらいに大流行。ちなみに、kanacoの地元では〈口裂け女〉が出るという噂はありませんでした。良かった良かった😆✨

✿そして本作✿

そんな都市伝説〈口裂け女〉が現代でも出現した!?彼女の正体は?本当に口裂け女??これは捕獲するしかない!!口裂け女を撮影した2人の男性投稿者と共に、撮影・取材スタッフトリオが調査を開始します。

このシリーズの魅力は、一昔前のホラードキュメンタリー感、事件が解決するわけではないユルユル感と、怪奇現象や投稿者というよりは、撮影・取材スタッフ3人組のキャラクターを描くことに重きを置いているキャラムービーのような作品であるところです。特に、ディレクターの工藤は老若男女かまわず、すぐに怒鳴るし殴っちゃう😂猛烈なパワハラ・モラハラ男。なのに笑えてしまうのは、それが人間だけでなく怪奇現象にも同じ温度感でつっかかるところ。しかし、本作はまだ1作目ということで、普通に〈ただの嫌な奴〉に収まっているかも😂そんな傍若無人な上司を冷静にスルーしていくアシスタントの市川ちゃんは本作から頑張り屋さんです✨👏😆

投稿者の1人を演じているのが村上ROCKさんでビックリ!怪談師の中ではトップ3に入るくらい、村上ROCKさんの怖い話語り好き~!

そんなROCKさんが全力疾走を見せてくれますが、比較検証した結果、口裂け女、とんでもなく走るの早い!逃げる口裂け女を見つけた時の、カメラマンの興奮した「走ってます!走ってます!(迫真)」ってセリフ思わず笑う。

Q「口裂け女ってどうやって捕獲するんだろう」
A「追いかけて捕まえるに決まってんだろ」

工藤の過去への言及とか、あの呪物の登場とか、意外とこの第1話の内容がずっと後続作品で使用されていたのだなぁと感心しました。

1話目はちょっとパワーが足りない気もしますが、このチープ感とユルユルが堪らない、これぞ愛される『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズの第1弾という感じです✨🙌😆
kanaco

kanaco