どーもキューブ

極道大戦争のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

極道大戦争(2015年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

三池崇史の吸血極道拳




カンヌ映画祭監督週間招待作品。
PG12指定。脚本山口義高。企画、千葉善紀(三池最初のカルト異名をもつ「極道戦国志不動」のコンビ)。監督三池崇史。


 

東映Ⅴシネ監督から、今や娯楽映画監督からいまや世界の「ミイケ」


根っこは、今村昌平監督助監督等々をへて、大阪芸大をへてのいまや日本映画一多忙な監督となりました、三池監督。

三池監督の出会いおさらい。

最初の三池それはアイドル映画にみえて複雑コンピューターロボラブ劇場鑑賞した「アンドロメディア」

ビデオ発売から海外映画祭で話題騒然で逆輸入で評価うなぎのぼりの極道残虐高校生

「極道戦国志不動」、ビデオを血眼で捜して見た

僕のベスト三池マスターピース、あんた名古屋はすべてがお化け屋敷「極道恐怖劇場牛頭」

もう一本きるきるきるフォレストガンプならぬフォレストイゾウ「イゾウ」

永遠の日本カルト映画の称号を手にした対決三部作「デッドオアアライブ」シリーズ全部オもろいです。個人的に「Ⅱ」大好きです。

私の家族くるってるけど悪い「ビジターQ」

漫画映画娯楽監督に傾倒していった最初のかかと落とし残虐「殺し屋1」

やったーーやったーシモねたばんばんのロボアニコン映画「ヤッターマン」

哀川兄貴と作ったオリジナルヒーロー二部作「ゼブラーマン」

世界のミイケを証明した娯楽リメイク時代劇「十三人の刺客」


などなど沢山楽しませてもらっている三池監督です。



威勢の良い「どなり」の予告にまずノックアウト

原点回帰の評

極道大戦争だけど【ヴァンパイア】、これまた三池チック胸キュン


チラシをもらったさい、ざってーーーぜってーーー見に行こうと思ってました。

きっと一部の方は不評といういつもの不況和音をまったく無視して、いつもの三池が帰ってきたと 私は、「うきうきウォッチング」状態で劇場にむかいました。


 
途中帰宅された 前の席の高齢なおじいさん まあタイトルどうりから思う

極道が大戦争する かつての「仁侠映画」のようなもの を お求めになるなら

ビデオ屋でかりてくださいと 声はかけれず。

だってこの映画の系譜の「ミイケ」
作品なんで むちゃくちゃ きわまりありませんので そのおつもりで お願いします。

任侠もの、派閥がどうの、親分のカタキとかそういう硬いもの一切皆無なんでそこんとこ宜しくです。

三池さんですよ!!!ご注意ください。

かつての仁侠映画にガブリと噛み付き めっちゃくちゃな雑多人物をからませミックスして ぶんなぐる拳三池映画でした。

いやー--三池監督 

おかえりなさーーーーい 

て感じで、劇場でいちいち
大爆笑しながら つっこみいれながら ラストに相変わらず度肝をぬかれて

三池最新原点殴り回帰に祝福、爆笑して帰ってまいりました。

とにかくこの主役の市原隼人さん、必見ですよ。ファンは是非!


肉体美もさることながら、「リリィシュシュのすべて」のあの気弱な少年は、時たち結婚をへて こんなにたくましくワルを演じていて ちょっと感慨深くなった中年でしたが、、、

この市原さんの

「うおおおりゃあああああーーー-ーーー」


が、素晴らしくて、帰る途中 「うおりゃ」と絶叫何度もしてましたね。まねしたくなるかんじ。悩める肉体吸血男を演じてます。


「ザレイド」からのイメージでかなり起用していたヤヤン・ルヒアン もう格好から爆笑の前フリでした。
 
「ザレイド」ファンは、ぜひどうぞ。すんごい蹴りと気合もらえますよ!!!

「拳」の映画ですよ、本作。
チャカ!刀!じゃなく、拳と噛みつきなんです。

三池監督の「クローズ」とかの殴り合い映画の系譜でもあります。しつこいくらいたっぷりファイトシーンあります、ぜひぜひ お楽しみあれ!!!そこも良かったですね。おなかいっぱいでした。特にラスト!


もちろん助演のでんでんさん、摩訶不思議の高島さん、リリーさん必見

三池監督といえばみんなで どーんと行進ってい例のシーン好きです。「殺し屋1」もありましたね。 

そしてカエル君です必見。こいつもしつこいしつこい。くどいくどい。けど好き。このフィギュアを売ってほしかった、根付とかキーホルとかほしかっった。


さて

いつもの三池のファンキー極道のケルナグール吸血ボコボコの街

極道三池拳

ぜひごらんください!!!
 

追伸
僕は、「マッドマックス4」よりこっちのほうが、よっぽど「ヤバイ」映画です。あれは、見せ掛け豪華に過ぎないです。僕はね。

応援してます、三池監督!!

追記
市原さんは、この後自分でアクション短編を監督したとか。きっと抜けなかったんでしょうね、この役が、、、。


 
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