TAK44マグナム

女子競泳反乱軍のTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

女子競泳反乱軍(2007年製作の映画)
1.9
ほぼAV!


というわけで、なんじゃこりゃ!
これは・・・・・AVですな(汗)
そのぐらい、濡れ場がちょくちょく挿入されます。
主演が範田紗々、共演に日高ゆりあというAV女優さんなので当然といえば当然なのかもしれませんが。
でも、一応、本作はゾンビっぽいホラー映画だと思います。


JKの範田紗々は転校生。
転校初日、学校内で生徒や教師が突然に狂人と化し、知り合った同級生の日高ゆりあと一緒に家庭科室に避難、そこでとりあえずレズる二人。
ゾンビ化した者たちと戦う決意をした二人は、競泳部員たちを巻き込んでバトル開始!
「これが私達の戦闘服よ!!」と、競泳水着で意気込んだはよかったが、キチガイ英語教師によって競泳部は壊滅、日高ゆりあは黒幕のドクターに連れ去られてしまう。
「あいつは私が殺す・・・!」
範田紗々の怒りが頂点に達した時、禁断の対決がはじまった・・・!


すごいよ、これは!
ものすごくチープ!
グロリンチョに関しては、なんとかそれっぽく派手にやっちまおう!というのはビンビンに伝わってくるんですけど、いかんせんレベルが低い。たんに技術がないのか、予算がないのか、それともどちらもなのか分かりませんが、血糊だけは景気よく噴出すわりに、切断された生首や腕がポンポン飛んでも、どれも一目で作り物だと分かっちゃう出来でメチャ萎えます。
狂った数学教師が定規でJKたちをメッタ斬りにしたり、半裸の英語教師がチェーンソーで暴れまわったり、やっている事は三家本礼の漫画みたいに大袈裟で楽しいのに、あまりにもチープすぎて苦笑い。
ゾンビメイクも顔に絵の具塗っただけみたいな、文化祭のお化け屋敷レベルでヤバいです!

知り合ったばかりなのに「わたしの一番の親友!」などとほざいたり、さっき入部を決めたばかりの範田紗々が一人で戦おうとしていたら「同じ競泳部の仲間だから私達も戦おう!」と殺されるの覚悟で一致団結したり・・・と、脚本は舐めてんのかと思うほど支離滅裂。
プールの水がゾンビの弱点だったり、何故かドクターがフルートを吹くと範田紗々が裸になってエロくよがったり(お前はプロフェッサー・ギルか!)、脳みそがおかしいとしか思えないほどバカバカしい。
大体、冒頭の心霊っぽいツカミは何だったんだよ?と、問いたい。
なんでもやればいいってもんじゃねえよ(苦笑)!

最後のオチはアホだけど嫌いじゃない。
範田紗々が秘密の戦闘員として訓練されていた!とか、そんな過去をもつ動きには到底みえない鈍重さなんだけど!とか、決め技が世界一どうしようもない!等々、他にもアホな部分が有り余っていますけれど、範田紗々の見事なオッパイに免じて、夜中なのに最後まで観てしまいましたよ。睡眠を返してほしい!

こんなに中身のない、スッカラカンで頭の悪い映画もあったもんじゃありませんが、水中のカットなどでのこだわった画作りが一抹の救いとなっております。
ある意味、どうにでもなれ!と言わんばかりの破天荒な映画。
破天荒すぎて観る必要は限りなくゼロに近いでしょう!


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