Ryoko

バレット・オブ・ラヴのRyokoのレビュー・感想・評価

バレット・オブ・ラヴ(2013年製作の映画)
3.1
母を亡くし失意のままブカレストへ旅に出た主人公。一人の女性と出会い、惹かれ合ううち、いざこざに巻き込まれていくというストーリー。
出会いのきっかけはまだしも、そこから恋に落ちる過程の描かれ方が薄く、感情移入できない。母親の死を乗り越えていく話かと思いきや、ただ主人公が旅先でハイになっているとしか見えず、残念。
ただブカレストの街並みの見せ方は◎。上空から俯瞰して見る煌びやかな夜の街並み。一方落書きにあふれ、錆び付いた感じの路地裏。早朝の澄んだ空気と深夜のモヤっと濁った空気。どこかの旅先で感じたものを思い出す。
マッツ ミケルセンの凶悪な夫ぶりももっと見たかった。彼の出演シーンはテンション↑↑だったので、プラス0.3の甘めのスコア。
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