タカミ

Mommy/マミーのタカミのレビュー・感想・評価

Mommy/マミー(2014年製作の映画)
4.0
ドラン監督の作品は3作目。
気の強いシングルマザーのダイアンとADHDの息子スティーヴ。
監督の作品は喜怒哀楽がリミッター振り切っていて、いつも圧倒される。
今作もまた。
それを観て、この世の終わりみたいに絶望したり震えて涙が出るほど怒ったり大声で怒鳴り散らしたりしたら、自分が人生の主役であることを実感できるのかもと思ったりした。ふと。
あ、スティーヴがそういう心の問題じゃないのは分かっています💦
俳優陣の演技を見てふと思ったのです。
誤解なさらずに🙇‍♀️
もとい。
母親が普通の人生を歩む息子の未来を妄想するシーンが幸福の塊だった。
そもそもこの世に普通なんてもの存在しないのに。
悲しい。
そんな悲しみなど糞食らえとばかりのラストに生命力を感じさせられ、ションボリとは終わらせてくれない。
ここが凄い!
「愛が全てを変えてくれたら」「全てを手に入れることはできない」
『わたしはロランス』と同じテーマ。
これも大きなラブストーリー💘
タカミ

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