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Mommy/マミーのmmmのレビュー・感想・評価

Mommy/マミー(2014年製作の映画)
4.2
2015年のとある世界のカナダで新たに出来た法案“S-14”に翻弄することになる、シングルマザーのダイアンとADHDをもつ息子のスティーヴ、母子のヒューマンドラマ

ダイアン(アンヌ・ドルヴァル)は問題を起こしてしまったスティーブ(アントワン=オリヴィエ・ピロン)を施設から引き取り、ともに生活を始めるも、すれ違いの連続。

息子の時として抑えることができない衝動に悩む母
逆に母を想っても真っ直ぐ受け入れてもらえないも子のどかしさ。

親と子なんだけど、なんだか2人とも常に危うさを孕んでいた気がする。
穏やかな日とうまくいかない日の差が激しくて、観ていて緊張しっぱなし。
そんな2人に関わることになる、隣人のカイラ(スザンヌ・クレマン)
彼女もまた悩みを抱えているのだけど、出会うべくして出会ったといえるほど、良い変化をもたらしていったし救世主みたいに感じた。

アスペクト比1:1のスクリーンに充満する、窮屈で息苦しくて、
だから、わずかにそこから解放されるシーンと流れてくる OASISのWONDERWALLがなんだか凄く眩しかったなぁ。

何を選べば正しかったかなんて、誰にもわからないけど、この作品を思い出すと、つい、2人の未来を考えてしまう。

音楽も淡い色彩も良かった!
mmm

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