このレビューはネタバレを含みます
何か映画観る観たいなと思ってふと目に付いたので。正直クリス・カイルのこともスナイパーとしての実績のことも何も知らずに観始めた
タイトルからしてスナイパーが覚醒して俺TUEEEEやるやつかと思ってたけど全然そんなことなかった()伝説と呼ばれはしたし因縁の相手と何度もやり合って最後撃ち抜いた時はウオオオ!だったけど、それだけではないというか、、
テーマ的には戦争に行った兵士達のPTSDがどれ程その人の生活を、人生を蝕んでいくのかってところがメインじゃないかなと個人的に受け取った。
この2時間にクリス・カイルという一人の男の人生が凝縮されてて凄まじかった。
父親の教育から始まり軍に入ってタヤと出会い結婚・妊娠・出産っていう大きなイベントの合間にも派遣が何度もあって……
血圧は高いし犬を殴りそうになるし車に乗っててもサイドミラーで後ろをチラチラ確認しちゃう、銃声の幻聴が聞こえる…タヤも言ってたけど心を戦場に置いてきてるって正にそうだと思う。妻にああいう風に言われてもそれでも戦場に行ってしまう心理はどういったものがあるんだろう。兵士として祖国のために戦うって精神そのものが、あまり私にとって理解出来ないものだからわからないのかもだけど
戦場では仲間達とジョークを飛ばしあって笑ってるのに、家に帰ってきて安全な場所にいるのに笑わずタヤとの会話も上の空っていうこのギャップが観てて苦しかった
最後何?何の間?ってなったけど字幕見て驚愕。助けようとした相手に殺されるなんて思ってもみなかったろうな…
犯人にとって銃を持つことがきっかけかわからないけど、ふと何かが呼び起こされてそれがクリスを撃たせたのかな、とか色々考えちゃう。最後の実際の映像も……
あとブラッドリー・クーパーは初めて見たなぁ。とか思ってたらナイトメアアリーの人かよ!痩せすぎてわかんねえよっ!てなったw