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エリザベスのtottsunのレビュー・感想・評価

エリザベス(1998年製作の映画)
3.5
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「エリザベス」
カトリックとプロテスタントの争いが激化する、16世紀のイングランド。エリザベスは、腹違いの姉で、彼女をロンドン塔に幽閉したメアリー女王の崩御後、世継ぎとして弱冠25歳の若さでイングランド女王に即位する。エリザベスには愛する恋人ダドリーがいたが、女王の立場は関係の緊迫した隣国との政略結婚を迫る。様々な謀略が渦巻き絶えず命を狙われるエリザベス。そんな苦悩が続く中、カトリックの最高権力・ローマ法王による謀反計画を知ったエリザベスは、対抗権力の粛清を行う…
先日9日に英国のフィリップ殿下が99歳で死去したことを受けイギリス王室に関連する作品を観ようかなと思い、奥様であるエリザベス女王と同じ名前のこの方にしました。
年始に「KING&QUEEN展」で彼女の話も肖像画を鑑賞したのでとても印象的でした。
やはりケイト・ブランシェットでなければ即位前の娘のような姿から最後の大人になった彼女の姿までの移り変わりを見てとることは難しかったのでは無いかと思います。
そしてウォルシンガム卿を演じたジェフリー・ラッシュもさすがと言いますか、とても印象的でした。
途中、急にダニエル・クレイグが登場して驚きも束の間、火に炙られるシーンは、余計ながらも「007」のボンドが頭をよぎりました。
衣装もエリザベス女王らしいエアメイクもとても素敵ではあったものの…
身内だけでなく敵も登場人物がかなり多いため初見では頭がうまく追いつかない自分がいました。
映像で見ることによって彼女の即位した時代がイングランド王国の不遇の時代であり、彼女が立ち向かわなければいけない壁がいくつもあったということは理解できました。
私的には☆☆☆.5かな。
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