こっふん

フレンチアルプスで起きたことのこっふんのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

2024年 135本目

・おい!!はよ謝れ!!
・大好物のシニカルブラックコメディ。はよ謝れよ!だけで全然飽きずに2時間持つのがすごい。
・トマスは変なプライドが邪魔をして、一向に過ちを認めない。素直に謝ったら済むのにそれができひんやつおるよな〜。ごちゃごちゃ言ってらんとはよ謝れ。お前はめちゃくちゃ逃げてたし、絶対お前が悪いから。
・必死に保身してる様がめちゃくちゃ滑稽。認識の確認と称して動画で逃げたか逃げてないかの検証、もう滑稽の極み。最高。多少逃げた自覚があるからあんな必死になるんやろうな。
・夫婦間の問題って第三者に頼ってしまったらあかんと思う。もうマッツに話し合いを仕切らすな。トマス夫婦のせいで、なんか飛び火して彼女にボロカス言われてるマッツが気の毒すぎる。マッツカップル、お前らもはよ謝れ。
・言ったことは曲げない、絶対折れないみたいな父親らしさの履き違えが招いたことだと感じた。叫びながら子どものように号泣し、子どもに慰められる始末。終盤、猛吹雪の中、子ども2人が置き去りにされる場面。夫婦間の問題によって、子どもが酷い目に遭う、子どもが1番の被害者だということを表している気がする。なんか胸騒ぎにテーマが似てると思ったら、やっぱりタフドルップ監督はオストルンド作品が好きらしい。
・めちゃくちゃ意地悪なラスト。バスではエバが家族を差し置いて一目散に逃げる。トマスは普段吸わないタバコでそのモヤモヤを飲み込む。まじで嫌な残し方やな〜。たまらん。
・終始ニヤニヤしてしまう気まずさが充満していた。最高に性格が悪い作品。
こっふん

こっふん