アボリジニの人たちの実際の暮らしとか、考えてみた事もなかったから、観ててそうなの？なんで？もっとどうにかならんの？まぁ〜厳しいかぁ、厳しいな、うーん、と。
もう勘弁してよって位酷い目にあうデリラ、でもその出来事の描写も彼女の反応も淡々と描いていて安易な同情を寄せつけない。
サムソンは、とにかくお前ほんっともちょっとでいいからしっかりしぃ！とかっ飛ばしたくなるんだけど、まぁいるよね、こういう男の人。彼はまだ子供だから余計仕方ない。
台詞は極端に少なく、静かなタッチで物語は進む。
画面の構図は写真的で美しいが、描かれる物語は厳しい。
自分を保ちつつ、淡々と人生を受け入れ進めていこうとするデリラの力強さが美しかった。
