アホな男達が強盗の果てに辿り着いた魔女の村で魔女たちとバトルしちゃうお話。ほんとそれだけ。
スポンジボブが撃たれるっていうB級感漂ったアホそうな入りなのに、やたら気合入ったカーチェイスと銃撃戦にスペインすげええ!となること間違いなし。
あと男達がめっちゃ早口で1.5倍速で間違えて見てるんかと思った。実際動きも早いので、車中の口論のシーンはほんとにちょっと早回しで撮ってるのかもしれない。
とにかくもう、作り手は女性になにをされたんやっていうくらい、強くて怖くて嫉妬深い女性像を強烈に風刺してるような設定で、アホな男達は皆、女性関係に問題を抱えてる。
あまりに女性が悪く描かれすぎなことに、潔さを感じると共に、そこまで言っちゃうと共感は出来なかった。魔女っていうかちょっとゾンビ入ってるし
むしろ世間は女性の方が理性的であると思うんだけれども。
最後の方なんであの女が改心したんかとか、息子がなんで元に戻ったんかとか色々突っ込みどころはあって、終わりに向かっていくにつれてちょっと飽きてきちゃったかなという印象。
それでも儀式のシーンは見入ってしまう。ああいうスピリチュアルな音楽とか民族伝承とか土俗信仰とかっていうのはやっぱり魅力的。五十嵐大介の漫画が読みたくなった。