わたP

デッド・ドント・ダイのわたPのレビュー・感想・評価

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)
3.5
久しぶりにブシェーミが死ぬとこ見れて良かったー。

オシャクソ野郎だとちょっとバカにしてるジム・ジャームッシュだけど(ジャームッシュっていうより恥ずかしげもなくジャームッシュが好きって言ってる人をちょっとバカにしてるのか)なんやかんやできっちり最新作はチェックしてしまっている。
前作のパターソンは原点回帰の様な作品だったのでそのままいくのかと思ったら今度はゾンビ映画とかゴリゴリのジャンルものに手を出すという。
僕はクセの強い人がジャンルもので自分の色を出すのは好きだから全然オッケーというかウェルカムで、なにそれおもろそうやんけ。と最初は思ったものである。

結果、予想は越えてこんかったというか、まあ絶対そういうこと言うだろうなと思ってたので、驚きはないというか、物質主義とか資本主義とかそういうものをシニカルに見るところってそもそもロメロがゾンビ映画やりだしたのと同じじゃん。と思って、実は最初から繋がってたんだなあと気付いた。うん。やっぱ、すいません、物質主義とか資本主義とかそれっぽいこと言いましたけどなんとなくでしか理解してません。はい。

今回は結構メタ的ギャグが多くて、普通にクスクス笑っちゃった。なんかぼんやりしたビル・マーレイとアダムドライバーのやりとりが凄く心地いい。あとはなんかみんなの扱いが割と酷いので、イギーポップとか、そんなんでいいのかと思ってしまう。
ティルダ様の最後のやつとかだいぶはちゃめちゃなので、あんまりゾンビとかジャームッシュとか考えすぎないで、軽い気持ちで見たらいいと思います。
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