さといも

グッド・ライ いちばん優しい嘘のさといものネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

スーダンの子供難民をテーマにした作品。

当初、あらすじやパッケージのイメージで明るいイメージを持っていましたが、
・内戦の描写
・渡米後に異国の文化へ馴染み、生活を安定させる困難さ
・難民支援の難しさ
などが描写されており、作中にあった「アメリカでは俺たちはクズだ…」という台詞が特に印象的でした。

主人公達はスーダンでの文化と、新しいアメリカでの社会での生活を戸惑いながらも懸命に擦り合わせていく。
そして、その姿は、最初はうんざりとしていた支援団体の職員も彼らに仕事の枠を超えて協力していく…。
ここの描写。派手さはないけど淡々としているところが好きです。
多分演出で感動的なシーンを作れるのだろうけど、あえて避けたのだと思います。

最後の描写についてはどうなんだろう…。
「”優しいウソ”ってそういうことではないんじゃないの?というか、絶対どこかで引っかかるよね…」
という気持ちがどうしても強く感じてしまいました。

感動するお話でもないし、「勉強になった」というお話でもない、けれど、見れてよかったなとは思いました。
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