ゆき

妻への家路のゆきのレビュー・感想・評価

妻への家路(2014年製作の映画)
3.8
余計な記憶

無情すぎる。
時代に阻まれることより、替えのきかない記憶を奪われたことが辛い。
そして、なにより記憶から消された存在になることが辛い。
どんなに寄り添っても、妻が待つのは記憶の中の自分。
娘を支柱に、目線の合わない1組の夫婦を見た。

***
20年ぶり自由を手にした夫は、記憶障害になった妻と再会する。自分を思い出してもらおうと奮闘するが。
ゆき

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