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ブック・オブ・ライフ ~マノロの数奇な冒険~のRのレビュー・感想・評価

5.0
自宅テレビで友人一人と鑑賞。

メキシコの街、サン・アンヘル。あの年の死者の日の祝祭の日、死者の国の女王ラ・ムエルテと忘れ者の国の王シバルバが自身が統べる国を賭けて、賭けをした。それはマノロとホアキン、2人の子どものどちらが恋の相手マリアと結婚できるかというもの。
時は流れ、マノロは音楽好きな闘牛士に、ホアキンは街を守る隊の部隊長になっていた。留学から帰ってきたマリアを射止めるのは2人のうち、どちらか。人間の国、死者の国、忘れられし者の国、3つの世界を舞台にした冒険が今始まる!!


いやー、これは最高でした!!

俺たちの「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロプロデュースだけあってまさに傑作!!

なんだろう、この観終わった後の幸福感!!この感じ、「ヒックとドラゴン2」以来だ…
やっぱり近年のドリームワークスにハズレなし!!

まず、キャラクター造形がいい!!ブリキの人形風というか、ゲームキャラクターっぽい!近いところでいうと「ゼルダの伝説 風のタクト」とか「パペッティア」みたいな感じ。一見クセがある感じに見えるけど
でも、ちゃんとメキシコの世界観にマッチングして独創感溢れる絵面になってるんだよなぁ。

世界観といえば、後半マノロが訪れる死者の国のシーンは特筆すべきだろう。

これは必見の価値あり!!

メキシカンスカル「カラベラ」っぽいキャラクターと極彩色溢れる街並みが異世界感を倍増させて、まるで、おもちゃ箱をひっくり返したようなごちゃごちゃ感はもうホントずっと見ていたい!!

映像だけじゃなく、内容も良い。マノロとホアキンとマリアの三角関係をメインテーマに、「アナ雪」もかくやのミュージカルシーン、前述の死者の国の冒険シーン、ラストの闘牛や盗賊のボスとの対決シーンと盛りだくさんに盛っていてもどれも邪魔になっていなくて97分に収めている!


うん…神か!!神映画か!!

特にラストの死者の闘牛とのバトルシーン、もうこれは知人いわく、オマージュというか、まんま「ゼルダの伝説 時のオカリナ」らしい。ゲームファンも必見!!

時期はずれたが、ハロウィンに見るには最高の映画!「ナイトメアビフォア〜」に続くハロウィン的要素を持ったマスターピースがまた一つ誕生した!!

死者の国に行く前にこれだけは見ておこう!!オススメです!!
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