このレビューはネタバレを含みます
ラストシーンのセリフがすごく好き。
「僕の声が聞こえる?」
物理学者ってなんで物理学者になろうと思ったんやろうと思うこともあるけど、その1つの答えを示してくれたような気がする。
博士号を取ったホーキングは
宇宙という巨大な存在に対して人間はちっぽけな存在だ、でもその人間は偉大なことを成し遂げる力がある という。
いたたまれないから研究をしている彼の姿はとても素敵だった。
「物理学者」にかかわらず、自分もそういう生き方をしたいなと思った。
病気になり「時間」のない彼が毎日自分の呼吸器の筋力の衰えを確認する描写が頭の中に残ってる。
最初からノイズでノーベル賞を受賞した二人のシーンが何度も挿入されるんだけど、それが最後にホーキングの研究につながるとは思わなかったなぁ。やられた。
博士と彼女のセオリーよりも写実的なイメージだけど、綺麗にまとめた印象。