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きみはいい子の大大のレビュー・感想・評価

きみはいい子(2014年製作の映画)
4.7
・大人も子供もない。人間全員が「いい子」であり、それに気づかせてくれる存在がいたか、いなかったかだけの違いなんだなぁ
・「だから、ハグしてみませんか?」というシンプルで明快なメッセージ
・人間には、食欲・性欲・睡眠欲のほかにも、抱きしめられたい欲があることを知る
・池脇千鶴が素晴らしすぎる
・「ウチの子になる?」の真意が泣けちゃう
・いまの日本に必要な栄養補給ができる映画
・「子供を愛すると世界が変わる」とは、親と子供だけに限らず、「他人になにかを与える人間になることで自分の世界が変わる」ということなのだと解釈
・世界が変わる瞬間、ほんわりオレンジの光を当てる照明効果で思い切った表現をしている(尾野真千子が抱きしめられるシーン)
・主人公が変わるシーンへジャンプする瞬間の繋ぎ方が美しい(涙からの水たまりぽちゃんとか)
・人間が主人公(特に新人教師)でもあるけど、ひとつの街を主人公として扱っている
・冒頭でクラスの生徒たちのクッソガキぶりをみせてから、ハグの感想をリアルなトーンで述べるシーンで、良い奴らじゃんって思わせる魅せ方がいい
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