ハレルヤ

マルティニークからの祈りのハレルヤのレビュー・感想・評価

マルティニークからの祈り(2014年製作の映画)
4.0
家計を助けるために、金の原石を運ぶ仕事を請け負った主婦が、騙されて麻薬を運んだことで、2年もの間投獄された実話を基にした作品。

フランスからマルティニークに移され、言葉も通じず、何がどういった事になっているのか、さっぱり分からない状況下。
そんな中ひたすら耐えざるを得ない主人公の心情が見ている側にもダイレクトに伝わってきます。

騙した張本人はすぐ捕まって、証言もあっさりしてるのに、問題はここから。

韓国の大使館の杜撰さがとんでもないレベルで、重要な書類を無くすわ、現地に韓国人がいるのに、全く調査をしていないわ、挙げ句の果てに逆ギレするわで、
当事者じゃなくてもブン殴りたくなるほどの醜態でしたね。

そんな最悪な状態に追い込まれても、妻は夫と娘の元へ戻ることを祈り続け、刑務所で知り合った仲間と励まし合う日々。

夫も地道な行動が実を結び、やがて多くの人の共感を得るようになり、一筋の光が見えてくる。

後半からの展開はかなりドラマティックで、ちょっと泣かせようとし過ぎじゃない?と思ったものの、実際見てたら泣いちゃったから仕方ない。笑

主演のチョン・ドヨンを始めとする俳優陣一人一人の熱演も流石でしたね。
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