2作まとめてのレビュー。予告なんかでも色情狂だとかエロだとか過激な面ばかり強調されがちだったけど、とても哲学的で真面目な映画でもあると思った。かつてコメディというか笑える要素もあるのだから面白い！8章に分かれてるので、まるで本を読んでいるかのような気分で観た。人は脆い。この作品をみて思ったのは人を理解するって何だろってこと。誰かについて理解した&理解したい…それってただのエゴできっと永遠に無理なんだろう。ラストがなんか皮肉…！あとリバプール好きとしてはジェイミー・ベルでアレン君を思い出しつつ、大人しそうなサドほど怖いものはないよなあと。「私の罪は夕焼けに多くを求めすぎたことかも」みたいなセリフがやけに耳に残ってる。
