このレビューはネタバレを含みます
・ベンがすごく魅力的な人だった。言い回しの一つ一つがかっこいい！ 面接の「私の中にまだ音楽はある」が良すぎて、そりゃ受かるよなと思った。周りの求める言葉を的確に与えているので、こういう人になりたいな〜と思った。
・「なろう系」という批判コメを読んで確かに……と思ってしまったけれど、私はこの話が好きです。「すごいおじいさんの話」という前情報を知った上で視聴したので、彼が無双しているところも楽しく見ることができたのかもしれない。仕事を与えられなくても腐ることなく意欲的で、みんなに好かれるのも納得の人柄だった。
・ジュールズに感情移入して見ていたので旦那の浮気はかなり許せなかった。しかもジュールズのママ友とヤってるのが最悪。ママ友が仕事一筋のジュールズに対して批判的な態度を取っているのは、劣等感もあると思う。そういう人がジュールズの旦那と浮気して勝ち誇った気持ちになっているのかなあと想像したらかなり胸糞悪くなった。「ジュールズが幸せになってほしい」と感じることができたから、少しご都合主義な存在のベンを受け入れられたし、彼がジュールズを救うことを期待して見れたのかも。
・職場でマッサージされて元気になっちゃうシーンはやりすぎでは？ と感じた。ジュールズとベンの関係を完全な「友」としてえがくためには、ベンがジュールズを性の対象として見ていないことが明確に伝わるシーンが必要なんだろうなあとは思うんだけど、個人的にはあまり好きじゃない伝え方だった。
