ぼあのん

マイ・インターンのぼあのんのレビュー・感想・評価

マイ・インターン(2015年製作の映画)
4.0
新しい事に挑戦するというのは何歳になってからでも決して遅いという事は無く、立派で誇らしい衝動だと思う。歳を追う毎にそのハードルは半端無く高くなっていくというネックはあるが、。

人生の酸いも甘いも知り尽くした定年後の爺さん(You talkin' to me?) が退屈な日常に辟易し、新しい出逢いを求め新世界へと一歩を踏み出す。
インターン前夜に緊張感から目覚まし時計を念入りにチェックするという初々しいシーンでは、ガチガチに凝り固まっていた私のプライドも少しづつ解されていく様な気がした。

「ハンカチは自分の為にあるんじゃない、女性が泣いた時にスッと差し出す為に常備するんだ、」トラヴィス紳士の名言んー。

日々少しずつ歩むというのは大切な試みだ。しかし一日一日を這ってでも前に進まなければならない、と言うのは個人的には如何なものかなとは思う。頂点を目指すストイックな人間か、生活困窮者で生に執着があるならば仕方のない事かもしれないが。生活を共有する家族との距離の取り方の方が私にとっては余程重要かな、と。
価値観は人それぞれなのは十分承知だが、ここは私のレビューだ、感じた事は言わせてもらう。

そんな私でも、社会に於いては人と人を上手く繋ぎ合わせる潤滑油の様な存在で在りたいと常々思ってはいるよ。これまでも拙いながら空気だけは神経質に読んできたつもりやで、?


おしまいじゃねぇよ!これからだよ!

アンジャッシュタイムリーでこの映画を観ていたが、どんな理由にしろ浮気というのは極論夫婦間の問題で他人がどうこう取り沙汰す事では無い。まぁ他人の不幸が金に成る世の中だもんな。ご愁傷様。。
この映画では浮気をどちらの立場でどう捉えるかによって最終的な評価も変わると思われる。
話は少し逸れたがこの映画が本当に伝えたいのは、全く違うポジションの人間から生み出される美しい友情を描いたお話ですよ!☆

終盤のアン・ハサウェイのスキニージーンズ姿👖が生々しくて好感持てた。☆