ぼあのん

岬の兄妹のぼあのんのネタバレレビュー・内容・結末

岬の兄妹(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

バターナイフで20回ぐらい刺された様な感覚。

妹がいる方に激烈お勧めしたい映画です。

「妹よ、。チョコパイ食べてるだけなのに怒鳴ってごめん、。お前の一番大切にしているビーバーの貯金箱を壊してごめん。そして何も分からないあなたを、利用せざるを得ない不甲斐無い兄を許してくれぇ、。。。。。。。。。。。。。。。」


世間の尺度とかけ離れた境地で食べるマクドの味はどんな味?、私には全く想像がつかない。。
この兄弟が抱える底知れぬ儚さを、ジャンクフードを貪り喰うというシーンによって上手く表現できていたと思う。

手持ち撮影によるカットで、カメラマンの存在がチラつき、演技してる感が若干気にはなったが、カメラを止めるな!と私がハッキリと主張した事により、B級ラインの映画としては結果的に高めの評価と相成りました。

この作品を観て「追悼のざわめき」を未視聴だという方は、どうぞ臆する事なく次のステップへとお進み下さい。後悔はしないと思います。


最後に真理子は何故岬にいたのか。
そしてその極限に至る妹を前にして、兄にかかってきた電話の内容とは、、?


真理子は既にこの世に存在していなかったのではないか



この映画について、いつか誰かとお話する機会がある事を楽しみにしています。

ポスターがとにかく素晴らし過ぎる。遠目で見た時と近くで見た時の印象が180度変わる。たまげた。、Tシャツ欲しい。