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グラスホッパーのKUBOのレビュー・感想・評価

グラスホッパー(2015年製作の映画)
4.0
公開からだいぶ経ちましたが「グラスホッパー」を見てきました。

伊坂幸太郎の作品の映画化はあまり当たりが少ないんだが、この作品はよかった。未読だからよかったのかな?

「ゴールデンスランバー」タイプの典型的巻き込まれ型ミステリー。恋人を危険ドラッグによる交通事故で殺された鈴木(生田斗真)は、胡散臭いバイト先で突然ヤクザ絡みの殺し屋入り乱れる事件に巻き込まれてしまう。ナイフ使いの蝉(山田涼介)、自殺屋の鯨(浅野忠信)、押し屋(吉岡秀隆)ら、殺し屋たちのストーリーが交錯していく。

鯨を演じた浅野忠信がいい。今までに殺した人たちの霊が見えてしまう鯨。仕事の後、霊たちに囲まれて過ごす鯨の描写はそら恐ろしい。予告編からはもっとアクションよりの作品かと思ったけど、かなり心の奥底に沈むような作品だ。

また私見だけど、生田斗真の出演作にはハズレがない。「脳男」「土竜の唄」ヴァイオレンス、コメディ、そして今回のヘタレな先生役まで、毎回全く違った役柄をこなし、そのそれぞれが十二分に素晴らしいカメレオン俳優だ。

伊坂幸太郎は文章で読ませる人なんで、このアクションとおぞましい映像オンパレードの作品を、どのように文章で表現していたのか、これからだけど原作を読んでみよう。