復讐という一本道の映画なので、個人的に監督の前作バードマンよりは楽しめました。
言ってしまえばただ地味で寒々しくて痛々しくて長い映画なんですけど。
これがね、オールセット、または背景をオールCGでやったとしたら本当ただのゆったり復讐劇で終わってたと思うんですが、流石オスカー監督、拘りが半端じゃない。
太陽光の角度の関係で1日1時間半しか撮影出来ない環境でコツコツやったとか、ベジタリアンのデカプが生の動物の内臓を食べたりとか、体調悪そうにしてるシーンは本当に風邪引いてたとか。お疲れ様です本当。
でも今の時代光の加減はCGで、内臓はそれっぽいゼリーで、風邪も引かずにそこは演技力で諸々カバー出来たんじゃない？とも思ったり。
そんでもあえてそれらをしなかったのは、多分これが実話だから。
同時にヒューグラスへの敬意の表れでもあったのかなーなんて！わかりませんけどね！
