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隠し剣 鬼の爪のyaaaのレビュー・感想・評価

隠し剣 鬼の爪(2004年製作の映画)
4.0
永瀬正敏さん扮する下級武士が、貧乏、情に厚い、曲がったことが嫌い、好きな女の人の前では強がってしまう等なんだか江戸末期版濱マイクみてるみたいで自分的には楽しめる。
お笑い担当だと思われた慣れないことする日本人のドタバタのエゲレス式軍事教練が最後にはビシッと隊列組んで行進するオチを見て刀と刀の斬り合いから大量殺戮に移行していく時代の変化を見せつけられてゾッとする。
そんな中、武士から町人へと身分を変えて蝦夷に赴く江戸時代の濱マイクは落ちぶれたと思わせて、しっかり時代の波に乗ってるのが痛快。
毎度のキレるだけの親戚とか、「たそがれ清兵衛」と同じ同僚の配役、前回のラスボスが最大の味方…マーベルのマルチバースに先駆けての山田洋次監督時代劇三部作のキャスティングはお馴染み感出てきた。
ヒロインの不幸度は徐々にアップしてるけど。

三部作の中では一番好き。
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