隠し剣 鬼の爪の作品情報・感想・評価

「隠し剣 鬼の爪」に投稿された感想・評価

なっこ

なっこの感想・評価

2.7
【あらすじ】
幕末の東北の小藩。秘剣を身につけた下級武士、片桐宗蔵(永瀬正敏)は、かつて好意を抱いていた奉公人きえ(松たか子)が病に倒れたと知って引き取り、心を通わせていく。そんな中、藩の江戸屋敷で謀反が発覚し、お家騒動にも巻き込まれていく。秘剣“鬼の爪”を伝授された平侍が、信念と愛に生きる姿を描き出す。

以前ラストサムライを見たときにも思ったのだけれど、剣と銃は対比させられる。「飛び道具とは卑怯な」ってセリフはよく聞くし。兵器も軍隊も近代化していく過程でかつてもてはやされた剣の強さは必要なくなっていく、そういうことを暗示しているのかな。

原作は未読。
個人的には、希望のあるラストにホッとするし、強いだけの剣客ではなくて人の命と向き合う葛藤も描かれていて、だからこそこの人が秘伝を授かったのだと納得できる人物描写だったと思う。けれど、この時代だからこその生きづらさや理不尽さは、他の藤沢作品よりは薄まってしまったかもしれない。

時代劇も制作年や監督によって雰囲気が違ってくるのがよく分かってきたので、もう少し色んな角度から見て、違いや良さを理解していけるように観比べていきたいな。
jaja

jajaの感想・評価

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武士が主君に刃向かう、謀反を実際に起こすことは極めて少なかったはずだ。「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」と葉隠にあるように、主君に命を預けるのが武士だからだ。▼山田洋次監督がそんなことを知らないわけはないから、それでもなおかつ表現したかったのは、当時横行して居たであろう、そして現代もはびこる世の理不尽さなのだろう。▼「たそがれ清兵衛」と同じテイストの良作である。主役の永瀬は自ら実際に月代にして撮影に臨んだという。
2004年8月4日、東京国際フォーラムの完成披露試写会で鑑賞。
最初に、山田洋次監督、松たか子、永瀬正敏、他の皆さんの舞台挨拶あり。

物語は、山田洋次監督らしく身分の異なる男女の恋愛を描いた時代劇。
途中、斬り合いで「腕が飛ぶ演出」は、山田洋次監督にしては珍しい残酷描写であった。

「この映画タイトルになっている『隠し剣 鬼の爪』って、どんなに凄い技なんだろう?」と思って観ていたが、やや拍子抜け…。

◆試写会2回目◆
2004年9月8日、ヤマハホールでの試写会で鑑賞。(試写会で二回鑑賞)

自分の好きな場面は、永瀬正敏と松たか子が海を見ながらのんびりする場面。

殺伐とした時代劇に、こうしたシーンを描くことができるのは、山田洋次監督ならではと思う。

山田監督が頑張って製作した時代劇の佳作であった。
雨です

雨ですの感想・評価

4.0
たそがれ清兵衛とストーリーは似ている。
同時代のまた、別の人の生きざまが描かれている感覚。登場人物が役者であることも忘れるほどの自然で素晴らしい演技。
soramame

soramameの感想・評価

3.8
久々に観た時代もの。
重たすぎず、軽すぎないバランス。
そして、純愛。
武士のハニカミが可愛い。笑
松たか子がもの凄くみずみずしい。
永瀬さんのボーボーの月代が終始気になりつつも、やっぱり永瀬さんはシブいです。
タテも美しくて、しみじみと良かった。
AiTakeda

AiTakedaの感想・評価

3.5
時代物の中でも好きな映画の一つ。
松たか子、とても合っていて私は好きです。
地味だけど、丁寧で、さわやかで、陰鬱さを感じさせない作品。
面白いが、地味と言うか無難すぎる気もする。
これに関してはもっと愛だ恋だに時間を割いてよかったような。
でも良かった。
松たか子はホンコンに似てるけどめちゃくちゃ可愛い。
cube631

cube631の感想・評価

2.4
思ってたより地味な作品でした。

派手さは無くて淡々として、渋い大人の作品ですね。
Tak

Takの感想・評価

4.2
きえの可憐さ! 実直な宗蔵。

「ご命令だば、仕方ありましね」
この言葉に尽きる!

(大好きな作品。3度目のレンタル)
itosan

itosanの感想・評価

4.5
おもしろすぎて見ながら泣いてました。とても丁寧に丁寧にに作られているのが伝わってくる。こんな世界的な水準の映画を、母国語で見れるってのは本当に幸せなことです。

俳優陣の演技が素晴らしい。松たか子が最高に綺麗で、永瀬くんが完璧。全てにおいてレベルが高い邦画。

リアルタイムで見てないうえにズルズルと放置していた自分を叱りたい。
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