このレビューはネタバレを含みます
淡々と、とあるインドの町での、或る、ありふれた 1 日。と思って観ていました。朝 06:00 台の鑑賞と、睡眠 5 時間未満が祟って半ば寝てしまってましたが。
インドに凄く興味はあるんですが、いかんせん行く勇気がない! 一緒に行ってくれる人もいない (多分)!
そんなジレンマの中、ローカルに混ざるようなこの映画はインドに訪れた錯覚さえ起こさせてくれるような映画でした。
が!
インドに行ったことなかったから逆に分らなかったけれども。「カースト制度」ってそこまで根強く、広範囲で続いているものなんですね… 習ったけれど、表面的じゃん。自分より身分の低い者が作ったものすら食べることを避けるだなんて。そんなこと言ってるといつか食べる物なくなりますぜー
「とある町」でも「ありふれた 1 日」でもなく。この黄金寺院でのみおこなわれる、稀有な 1 日でした (この寺院に限れば「ありふれた 1 日」という表現で正しいのかもしれないが)。
何やら旅行者も参加可能だというので (全然映っているように見受けられなかったが)、いつか行ってみたい。インドに行く場合の目的にしよう。
でも玉ねぎ切らされたらやだな。アレルギーでくしゃみ & 鼻水止まらなくなるので…
原題 'Himself He Cooks' ねー。作品中に出てきた 'THE LORD HIMSELF HE COOKS' からのタイトルなのでしょうが、日本語にするの難しいよねー。
「神は、自身で料理したもう」みたいな意味なんでしょうが、神っぽさあんまり感じないし (かといって失礼ながら聖者っぽさもあまり感じないのだが。だって私も行って料理に参加したら振舞って貰えるんでしょー!)、「神は…」を日本語タイトルにしたらおかしいよね。「なんのことやら?」という感じ。
ジャケットのフォントも軽い感じだし、『みんなで作って、みんなで食べる』みたいな『つくってあそぼ (古い)』的なのはどうでしょう。
ダメか。
現在のタイトルは『羊たちの沈黙』にも音が似てるし、語呂がいいよねっ!