Solaris8

沈黙ーサイレンスーのSolaris8のレビュー・感想・評価

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
4.5
ある意味、観るのを避けていた映画だが、名画座の目黒シネマを訪ねてみたくなって「未来を花束にして」と二本立てで観た。

神は居るのか居ないのか、沈黙する神に真理を見いだす事が出来るのかを長時間に渡って観る事になるのだが、迫害シーンを観るのが辛くて何度も退席するかどうか迷った。

迫害のレベルも踏み絵から穴吊りまで、迫害の度合いで信仰の度合いが試される。踏み絵を踏んでも信仰は許されるのか、無と有の間の中間も在りえるのかも含めて、真理探求のテーマになる。踏み絵を踏んでも信仰を続ける人、拷問を受けて棄教した人、拷問を受け亡くなった人、三者三様に、たどり着く真理が在るのだと思うが何れも真理なのだと思う。永遠に答えが出ない難しいテーマだと思うが、映画に必要不可欠な迫害シーンが重く、観るには辛い映画である。
Solaris8

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