お父さんが主役の過去と、大人になったケイティが主役の現在とが頻繁に入れ替わるので、気持ちの入れ替えが忙しくて感情移入しづらかった。
こういうパターンは苦手なんです。
ラッセル・クロウの精神を病む演技は見事だったし、わかりやすかった。
でも、大人のケイティの病み方は複雑すぎて理解しづらかった。
いつか別れが来る事への不安?いっそ自分から関係を壊してしまおうという事か、それとも傷の深さをキャメロンにわかって欲しかったのか。心理学を学んだ彼女自身にも理由はわからないみたいでした。
後半がケイティの物語になってしまったことで、せっかくのラッセル・クロウの印象が薄くなってしまい、もったいない気がする。
ベストセラーとなった小説の中身も知りたかったし、色々惜しいなって感じました。