このレビューはネタバレを含みます
恋も友情も何故こんなに苦しい時があるのか、それは本物だから。信じていたものが他人の為の物語だったと気付くことがあるがそんなもの真の繋がりの前では無意味。EEカミングスの
"運命など恐れない。貴方が私の運命だから"
という詩の一節が浮かぶ。第三者の私がこんなにも幸せだ
ラストシーン、手を握る二人と笑顔の彼女の横顔、それを冷やかすいじめっ子のヤジさえ祝福の歓声に聞こえる。なんて世界は美しいのか。輝きを放つ二人の世界にとってはどんな弊害も恋のスパイスになってしまう。なんて世界は美しい。
至極当たり前のことだけど、好きな人がファーストキスの相手だなんて、これ以上の幸せがあるのか。こんなにも幸せな物語が世界中に溢れていることを愛しく思う
