オルフェ

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのオルフェのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

全く個人的なレビューを書きますので、この作品が好きな方はどうぞ読まずにスルーなさって下さい。



これは「追憶の森」に似ているのかな?と思いながら見ていた。
妻が亡くなったことをきっかけに、マシューマコノヒーが樹海をさまよったのが「追憶の森」なら、こちらはジェイクが破壊行動に出た?みたいな。

私の知人には、旦那さんが亡くなってすぐには泣けなかったけれど、半年経ってから泣いたという人がいる。
それってこういうことかな…なんて思いながら見ていた。
あまりにも当たり前の存在だった伴侶の突然の死、理解して受け入れて、疎かにしていたことに気が付いて。

理解するために全てをぶち壊し、もがき、あがいたということは、今回は疎かにしなかったということだ。
逆に言うと、疎かにしないで愛するとはそれほどのことなのに、失って始めて気付くんだなぁと思い知らされる。

ビーチの回転木馬は彼にとって「雨の日は会えない、晴れの日は君を思う」場所になるのかもしれない。
木馬に乗る子供や母親の笑顔は、妻や堕した子供へのせめてもの償いだろうか。
とても素敵なシーンだと思った。

だけれど、次の瞬間、私の思考が停止した。
どうしてダウン症の子供たちなんだろう…。
私はこういうのが超絶苦手です。
つまり、突然、病気や障害の子供が出てきて、良いお話でした…となるのが苦手。
そういうテーマの話なら、しっかり話題にして説明して欲しいし、そうでもないのならいきなりちょっとだけ出してくるのはやめて欲しい。
もしかして妻の中絶とそれとこれとは関係があるんですか?ないんですか?わからない。
義母の言葉や、義父の表情にまで巻き戻って見てみたけど、関係あるのかないのか?やっぱりわからない。
急に情報処理ができなくなりました。
だからこういうのやめて欲しい…。
皆さんそんなこと書いている人いないから、私特有の考えなのかなと思っている。
でも私は、ラストのラストで急に嫌になってしまいました。
オルフェ

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