キャサリン

世界一キライなあなたにのキャサリンのレビュー・感想・評価

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)
3.4
学生時代ぶりに洋画ラブコメブームがきてるので。
最近みたオゾン監督の「すべてうまくいきますように」と同様、尊厳死がテーマ。
「すべてうまくいきまさように」でも、こんな姿で生きたくない、スイス行きが楽しみだ!な父親に対して、なんとか考え直させられないか、と娘たちが奮闘するストーリーだったけど、
今回みたいに、その奮闘に恋愛感情が絡むと残される者はなおツライなあ、と。
自分の人生のことなので、そこに尊厳があるならば死を選ぶことも間違いではないのかもしれない。
でも周囲からしたら、それでも今を受け入れれば今の姿なりの幸せってあるじゃん、そんなの自分勝手では、と思わなくもないし。
自分の尊厳と他者の気持ちのギャップって、どうしても埋められないよね。切なすぎるもん。

とはいえ、半身不随者の介護ってそんなイージーモードではないよな…とか映画自体におけるちょっとしたリアリティ不足のせいで、ウィルが日々の生活をどう送っているのか気になってしまったり…
あとウィルがイケメンだからでは?と、富豪設定がご都合的にも…笑


ルイーザの表情の豊かさたるや。
永遠に追いつけないマラソンをはしるネビルロングボトムにニヤリ。
ウィル役の人、ドラマ「大聖堂」に出てたとか、どの役…?
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