DORATARO

カリートの道のDORATAROのレビュー・感想・評価

カリートの道(1993年製作の映画)
4.6
カリート!しがらみを超えて行け!
裏社会で名を馳せた元麻薬王カリート・ブリガンテは出所後、足を洗いバハマに移住することを夢見る。同監督×主演「スカーフェイス」で瞬く間に裏社会をのし上がり破滅の道を突き進んだトニー・モンタナとは真逆に、カリートは仁義も信頼も無意味となった裏社会から堂々と脱出することを目指すのです。が、過去のしがらみが邪魔をする。だけど最後まで希望を捨てないその懸命な姿にただただ共鳴。クラブから地下鉄までのラストシークエンスは心中で応援しっぱなしでした。

アル・パチーノの演技には不思議な吸引力がありますねー。カリートが最後に見るEscape to Paradise の看板が彼女の踊る姿に変わっていくのは何とも粋な演出。個人的にデパルマ作品暫定1位です( ˘˘ )
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