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カリートの道のbebemamaのレビュー・感想・評価

カリートの道(1993年製作の映画)
3.8
冒頭、カリートが撃たれる所から始まり、自分の人生を振り返り、語る。
何故、そのような運命になったか

雨の中、屋上から向かいのビルの彼女を眺めるカリートが可愛いし、素敵だった!
ラブストーリー要素もかなりある。

最後の逃走は緊迫感があった。
冒頭に繋がるシチュエーションなのはわかっているが。
その、ラストもブライアン・デ・パルマらしい。

やはり、どのようにしてもそこからは抜けられないのが悲しい。
誰も信用できない。
[それが俺なんだ、それが間違ってても変えられない]
結局そうなんだろう。
一度そういう道に迷い込んだら、抜け出したくても、正しい道には戻れない。
自分でもわかっているんだろう。
この映画の構成の様に、冒頭の結末に向かって、彼の運命は変えられない。

ラスト、彼女の待つ駅へ、
パラダイスへ、
最後に見るパラダイスのポスターが切ない、、、

アル・パチーノはもちろんだが、ショーン・ペンがいい!
はじめ誰って感じで、びっくり。
薬に溺れ、どうしようもなくなっていく弁護士を熱演。

でも、ギャング物は殺し合い、報復合戦なんで、ずっとドキドキ。
痛い、、、
実は苦手。
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