エクストリームマン

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLDのエクストリームマンのレビュー・感想・評価

2.5
ちゃんと後編も観に行ったよ。泣きながら。

前編も観てしまった手前、まぁ仕方なく観に行ったけど、あまりにもあまりにもな出来。

予算が増えるから前後編に割ったらしいけど、後編の方が三浦春馬、國村隼、長谷川博己の「作品のテーマ全力で叫び合い劇場」と化していたのを見るに、1本でやった方が良かったのではないかと思う。アクションも前編に比べて停滞してたけど、人間ドラマパートの停滞っぷりとテンポの悪さは尋常じゃないよね。どうしたらああも悪い間が取れるのかと。

サンダ対ガイラ意識したらしい巨人同士の殴り合い特撮パートは、いいところもあったけど音楽とその付け方が最高にダサくて、サンダ対ガイラのあの音楽のカッコよさとか付け方、合わせ方の妙みたいな部分には興味がないのかなとか、不安にさせてくる。

日本映画ってそういうものですって言われたらそれまでだけど、三浦春馬が三浦春馬から一歩も出ないのはマジでどうなんだ。役とか設定ってなんの為にあるの。演出はしたの?してあれなの?國村隼もダサく撮っててなんなんだと思ったし、長谷川博己もなぁ……白い部屋のとこでカメラ傾けたりするアレはマジで止めたほうがいい。AppleTVも最悪。

映画オリジナルの謎っていうのも、全く驚けないものだった。よくあるオチでも『ダークシティ』みたいな見せ方だったら好きなんだけどね。続き作る気あるみたいだけど、もうこれ以上何もしない方がいいと思う。