配信終了になる前に慌てて観た。
何はともあれ、アダムが若くて初々しくて可愛くて…それだけで私的にはとりあえず満足。
お話はあまり期待はしていなかったんだけど、良い意味で思ってたのとちがったというか、なかなか考えさせられたし、色々びっくりした。
あらすじとかレビューとかだけ見てる時点では、ただただ妻がおかしくなってしまって…という話かと思ってた。うん、確かにそれはそうなんだけど。。
ミナは確かに病んでいて普通ではない。夫のジュードがまっとうで正しく、異常なのは妻のミナだ、という構図だけど、でもそこに至るまでのことを思うと…明らかに妻が壊れるきっかけを作ったのはジュードでは？と思ってしまうんだよなぁ。でもその後のミナの行動はやっぱり常軌を逸してるから、そのせいでジュードの「異常さ」はかすんで見過ごされ、ごく自然な流れで正しいのは夫でおかしいのは妻…となっていくこともミナの行動の怖さと同じくらい怖かった。
ミナはまだ準備できてなかったのに。
自分の選択を間違ってなかったと思うために、現実を幸せだと思うために、ああなってしまったような気もする。
結婚式でアダムが歌う場面、このシーンだけを前に見たことがあったんだけど、あそこだけなら幸せな結婚のようにしか見えないのに、文脈を知ってから見ると…なんかもう怖い。
その時に抱いてた印象とはまったく違う印象を受けた。
しかしまぁアダムは歌が上手で…それもまた。。
ラストは、確かにああするしかなかったのかな…けどあれが正解とも思わないし…というなんとも言えない感じで、衝撃だし、もやもや。
元々ジュードが母親と距離を置いてたのももしかして…という気配がした。
