爆裂BOX

キング・スネーク 殺人大蛇の爆裂BOXのレビュー・感想・評価

3.0
アマゾンの奥地で発見されたミイラ「アマゾンマン」は調査の結果300歳で死んだと判明し、大手製薬会社は長寿の秘密を探る為調査隊を派遣するが、彼らはジャングルの中で恐ろしい巨大蛇と遭遇する…というストーリー。
アマゾン奥地のジャングルで多頭の巨大蛇ナガと遭遇する調査隊を描いたモンスターアクションです。
不老不死の薬を求めてアマゾン奥地のジャングルに入った調査隊が巨大蛇に襲われるという内容は「アナコンダ2」と被りますね。冒頭から出し惜しみなくナガを登場させるのは良かったかな。更に結構前半早い段階でナガが調査隊の前に姿を現して襲っていってくれます。ただ、調査隊のキャラ立つ前にガンガン食われていくのであんまり襲撃シーンもハラハラしません。誰が喰われて誰が残ってるかちょっとわからなくなる所あったな。主人公のガイドマットとヒロインスーザン博士、隊長で嫌な奴枠のリックと同行する原住民二人くらいかな。特に原住民の二人は協力したせいで死んで誰にも気にされてなくて可哀想。途中から登場する先行隊の生き残りも唐突だったな。ヒロインは結構美人で終始タンクトップ姿で行動するのは良かったですね。
大蛇ナガは7つくらいの頭を持ち、頭部には角が生えているという特徴があります。前半は3つしか頭でないので3頭かと思いましたが。CGはtTV映画なのもあってチープで人間が喰われるときの合成も違和感あるものになってます。ただ締め付けたり丸呑みにするだけじゃなく、牙で突き刺して持ち上げたり其々の頭で咥えて引きちぎったりと色んな捕食シーン見せてくれます。特に終盤で製薬会社社長の四肢を其々の頭で噛みついて引きちぎって達磨状態にした後頭喰いちぎる所は一番の見所かも。
途中ナガを崇拝するヘビ族のに拉致されますが、その前に会った原住民は英語通じないのにヘビ族リーダーは英語喋れるのはツッコミ所だな。捕まってからはリーダーの息子に風邪移して怒り買って生贄にされそうになったり何とか誤解解けて交流して心通わせる滞在記の様な展開になっていきます。
終盤は傭兵部隊と乗り込んできた社長とヘビ族&主人公とで戦闘になりますが、ここの銃撃戦はちょっとだけながらもバズーカ撃ったりヌ~・イメージだけあってアクション力入れてましたね。
最後は投げっぱなしで終わりましたね。まあ、ヘビ族に認められた時点でナガも仲間のような感じになって倒して決着とかにはならないんだろうなと思ってましたが。
このてのB級モンスターものでは普通かな。見慣れてる人には暇潰しにはなるんじゃないでしょうか。