ざっきー

ドローン・オブ・ウォーのざっきーのレビュー・感想・評価

ドローン・オブ・ウォー(2014年製作の映画)
3.2
あのGATTACAを作った監督の新作ということもあり、公開初日に鑑賞。
ガタカは一生心に残る傑作だったけれど、こちらはそこまでのクオリティではなく、なんだかドキュメンタリーみたいだな、大学の講義で使われそうだな、と。

内容は事実に基づいて作られているそうで、主として米国のドローンを使った紛争地帯への攻撃について。
ひたすら同じことの繰り返しで非常に淡々としており、観客も画面越しでの戦争を見続けることとなるため、眠くなる人もいるだろう。
けれど、段々と精神崩壊していく米兵の葛藤を熱演するイーサン・ホークや、「世界の警察」として君臨している米国が持つ闇や現代社会の戦争の在り方(一種の構造的暴力)を垣間見ることができるという点においては、なかなか見ごたえのある作品だとも思う。
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