バナバナ

月のひつじのバナバナのレビュー・感想・評価

月のひつじ(2000年製作の映画)
3.5
日本では「月にはうさぎ」だが、オーストラリアでは「月には羊」らしい。
1968年のアポロ11号の月面着陸の世界放送に貢献した、オーストラリアの巨大アンテナで働く人達と、その地元の田舎町の騒動記を描いている。

トラブルが少しあるが、その中の一つは人為ミスによるもの。
その解決方法も大雑把で、オージーらしいという感じ。

実際のアームストロング船長が月に降り立つ瞬間の映像がふんだんに使われているが、かなり粒子が荒く、見辛い。
加工して見易くした映像を何回かテレビで見た事があるので、余計にそう感じてしまい、この作品で、映像を中継する影の苦労を見ても、あまり有難く思えない。

それに、それ程人間ドラマがある訳でもないので、ちと退屈でしたが、あのアポロ月面着陸の裏で、オーストラリアの片田舎でこんな騒動が起こっていたのだな、と知るのも一興かと。
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