フェミ研ゼミ

予告犯のフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

予告犯(2015年製作の映画)
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「腎臓売ってまで来たかった日本がこんなんでごめんな。」
っていうセリフが全てだったな。

この映画をつまんないって言ってしまえる階級の人でありたかった。。。そっちの側に居たかったな。

最後に本質的救いがあるべきとか言われても実社会に本質的な救いはないのですし、もっというと、戸田恵梨香の様な警察もいないし。

結局搾取される側の人間のことなんぞ、
だれも助けてくれないのです。


だから悪いことしてでもそちら側の人間を踊らせたかったのかも。

エンタメ映画目線で見るといい出来ではないのかもしれないが、ドキュメンタリー的に彼らの置かれた境遇を見られたらぐさっとくるものがある。

キャラクター設定がパッとしない?
パッとしないのがあの階層の彼らのリアルだよなあ。とまた落ち込むのです。
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