とぬお

高慢と偏見とゾンビのとぬおのレビュー・感想・評価

高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)
3.9
友人に勧められて鑑賞。
有名な小説のパロディというのは知っていたのですが、娯楽作品だし前知識なしで見ても大丈夫でしょう、と再生してみたものの…開始3分で、「おやおや、これ原作わからないと辛そうだぞ」と直感、一時停止してWikipediaで概要とあらすじだけパーッと読んだのですが、、、読んでよかった!!!!笑

とりあえずストーリーと登場人物をザッと把握しとくだけでもグッと面白くなると思います。女子たちが組手しながら殿方についてあれやこれや語るシーンなど、「これ原作ではただ普通に喋ってるんだろうなぁ」と想像できて結構笑えます。

ストーリーだけでは3.5評価くらいなのですが、私の場合ダーシー役のサム・ライリーに見事にやられた結果の0.4加算です。笑
メチャ強くて黒ずくめで無愛想で冷たいかと思いきや実は誠実な人柄で、でもプライドが高くて、でもでも家柄が低い娘に恋してしまって、プライドと恋心の板挟みになって、、、って可愛すぎか!!!
というわけでこの映画はダーシーに惚れられるかどうかが評価のポイントかと思われます。

また、ゾンビ要素については、かっこいいダーシーとかっこよくて賢くて強いヒロインのためのビジュアル的なスパイスにしか思えませんでした。
もう少しうまくゾンビ映画よりにできなかったかなー。有名作を主題に持ってくると難しいのかな、と感じました。
また、個人的にはヒラヒラドレス女子たちの戦闘シーンがもっと見たかった。

なにはともあれ、楽しめました。
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