このレビューはネタバレを含みます
キャロル役の女の人、やけにカッコよくて美しい女優さんだな…と思ったら、コンスタンティンの天使ガブリエルと同一人物なのね!
どこか中性的で妖艶な、色気のある雰囲気が今作でも相変わらず発揮されております。
そしてテレーズがまあ可愛い!髪型、ファッション、表情といい、全てが本当にかわいい…。全部いい…。
華奢な体にピタッとしたタートルネックのニットが良く似合うのよ。それにロングスカート。腰が細いからこれもまた良く似合う。キャロルとは違って黒い服とか、暗めのファッションが多いけど、それも彼女の影のある雰囲気に合っていてすごくいい。はにかみ笑顔は明るくて可愛いけど、どこか影のある女優さんなのよね。
茶髪ストレートのショートヘアに黒いカチューシャもすごく似合ってんのよねー。それで前髪パッツンなところも萌えるわ。
テレーズって、ビッグオーのドロシーになんか似てると思った。
2人の関係性が密告されてから、キャロルが心理療法士にかかることになったのは、この時代では同性愛は病気だと考えられていたからかかな?
(旦那の親戚からは心理療法士ではなく医者にかかっていると勘違いされていた位だし…)
キャロルの身勝手さ、そして生きづらさが描かれながらも、本当に美しい映画だった。
2人の旅路はどのシーンを切り取っても本当に絵になるし…。
夜のシカゴに向かう道中なんか、2人が車が走らせるシーンでずっとジャズがかかっていて、めちゃくちゃいい雰囲気なんだよな~。
テレーズはクリスマスのデパートでサンタ帽を被ってる冒頭からすでに可愛い。
私もクリスマスにデパートでボランティア活動をした時にサンタ帽かぶったなあ。あれ楽しかった。ああいうデパートのシーズン限定の雰囲気づくりって、ワクワクするよね。なにか特別なことが起こりそうな感じ。
クリスマスにふさわしい素敵な雰囲気の映画。ただ、家族や友達と楽しむクリスマス映画というより、独りでゆっくり見るクリスマス映画って感じ。
静かで切ない、大人の恋愛映画って感じだったな。