凪

ロブスターの凪のネタバレレビュー・内容・結末

ロブスター(2015年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

〖印象に残ったシーン〗(時系列順)

・僕はロブスターになりたいです。

・主人公、婚活会場へ。

・恋は「共通点を見つける」こと?。

・独身だと困る、でもカップルは利点が多いよってことを寸劇風に紹介(笑った)。

・好きな相手の前で自分を偽る、そして鼻血カップル成立。

・自分を少しでもよく見せたりすることは誰だってある、それはいけないこと?。

・親友に、お祝い(?)の手紙を読んで、ひっぱたかれる。

・おばちゃん、死んでしまった。

・喉をつまらせたフリをした女性に対して、「見なかったことにしよ( ・ω・)」ってほっとく主人公。

・からの、「私たち合うわね」の流れ。

・犬殺すのはあかんわ。

・主人公、婚活会場から逃走、森の独身者グループに合流。

・「お一人様」大歓迎!の世界、ただし恋愛禁止。

・相手を見つけてスローなダンスなんてしなくていい。ヘッドフォンでガンガンにロック聴きながら、好きなように踊ればOK。

・主人公、「彼女」と出会う、最初からナレーションしていた声は、この人か!。

・リーダー役のレアセドゥかっこいい。

・森の独身者たちの「カップル襲撃シーン」殺しに行くと思ったら、仲を壊しにいくのね。

・カップルになることの素晴らしさを語っていたのに、いざ殺されそうになると、自分だけ助かろうとする。

・人間ってそんなもん?これが真実だと、リーダーは薄ら笑いを浮かべ去って行く。

・主人公、恋におちる。

・彼女が近視で、共通点を見つけたから? いや、好きになってから、後で共通点を見つけたのかもしれない。

・ウサギは僕がとってくるから、他の人からはもらわないで。

・好きな女性に近づいてきた男が、本当に近視か疑うところ(笑える、いやドン引きか)。

・恋人同士で「他の人にわからない合図」を作るところ。これは共感できる。友達同士でもやる。楽しい。

・好きな女性の目が見えなくなった。

・共通点が無くなってしまった。にも関わらず(←ここが重要?)。やっぱり彼女が好き。

・主人公、森の独身者グループからも逃走。

・ポスターにもなっている、荒野をスーツで逃げるシーン。すごく絵になっていて好きだった。

・ラストシーン「恋は盲目」というが、「恋のために盲目になれるのか?」って考察している人がいた。なるほどね。

〖ヨルゴス・ランティモス監督作品について〗

・難解というより、余計なことは説明しない感じがすごく好き。

・今の時代、事前情報なしにみる人の方が少ないし、分からないことはスマホでググるし、「テーマを投げて余計なことは言わない」このやり方は大正解では?。

・いつも抽象的な寓話みたいな脚本。だからこそ普遍的に共感されるのかな。

・色んな解釈を認めてくれる懐の深さを感じさせる。

・なんかいつも裸にしがちというか、濡れ場を描きがち。

・静止画として美しい映像。ゆっくりだけど飽きないというか、素晴らしかった。

〖気になったところ〗

・鼻血カップルはどうなったのか?
・鼻血カップルの彼女は男の嘘を知っていたのか?
・鼻血カップルの「子供」って何者?
・最後、2人はどうなったのか?

色々と考えられて楽しかったです。
凪