このレビューはネタバレを含みます
〖印象に残ったシーン〗(時系列順)
・僕はロブスターになりたいです。
・主人公、婚活会場へ。
・恋は「共通点を見つける」こと?。
・独身だと困る、でもカップルは利点が多いよってことを寸劇風に紹介(笑った)。
・好きな相手の前で自分を偽る、そして鼻血カップル成立。
・自分を少しでもよく見せたりすることは誰だってある、それはいけないこと?。
・親友に、お祝い(?)の手紙を読んで、ひっぱたかれる。
・おばちゃん、死んでしまった。
・喉をつまらせたフリをした女性に対して、「見なかったことにしよ( ・ω・)」ってほっとく主人公。
・からの、「私たち合うわね」の流れ。
・犬殺すのはあかんわ。
・主人公、婚活会場から逃走、森の独身者グループに合流。
・「お一人様」大歓迎!の世界、ただし恋愛禁止。
・相手を見つけてスローなダンスなんてしなくていい。ヘッドフォンでガンガンにロック聴きながら、好きなように踊ればOK。
・主人公、「彼女」と出会う、最初からナレーションしていた声は、この人か!。
・リーダー役のレアセドゥかっこいい。
・森の独身者たちの「カップル襲撃シーン」殺しに行くと思ったら、仲を壊しにいくのね。
・カップルになることの素晴らしさを語っていたのに、いざ殺されそうになると、自分だけ助かろうとする。
・人間ってそんなもん?これが真実だと、リーダーは薄ら笑いを浮かべ去って行く。
・主人公、恋におちる。
・彼女が近視で、共通点を見つけたから? いや、好きになってから、後で共通点を見つけたのかもしれない。
・ウサギは僕がとってくるから、他の人からはもらわないで。
・好きな女性に近づいてきた男が、本当に近視か疑うところ(笑える、いやドン引きか)。
・恋人同士で「他の人にわからない合図」を作るところ。これは共感できる。友達同士でもやる。楽しい。
・好きな女性の目が見えなくなった。
・共通点が無くなってしまった。にも関わらず(←ここが重要?)。やっぱり彼女が好き。
・主人公、森の独身者グループからも逃走。
・ポスターにもなっている、荒野をスーツで逃げるシーン。すごく絵になっていて好きだった。
・ラストシーン「恋は盲目」というが、「恋のために盲目になれるのか?」って考察している人がいた。なるほどね。
〖ヨルゴス・ランティモス監督作品について〗
・難解というより、余計なことは説明しない感じがすごく好き。
・今の時代、事前情報なしにみる人の方が少ないし、分からないことはスマホでググるし、「テーマを投げて余計なことは言わない」このやり方は大正解では?。
・いつも抽象的な寓話みたいな脚本。だからこそ普遍的に共感されるのかな。
・色んな解釈を認めてくれる懐の深さを感じさせる。
・なんかいつも裸にしがちというか、濡れ場を描きがち。
・静止画として美しい映像。ゆっくりだけど飽きないというか、素晴らしかった。
〖気になったところ〗
・鼻血カップルはどうなったのか?
・鼻血カップルの彼女は男の嘘を知っていたのか?
・鼻血カップルの「子供」って何者?
・最後、2人はどうなったのか?
色々と考えられて楽しかったです。