けーな

キャロルのけーなのレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
3.6
街並みや、様々な小道具がクラシカルで、1950年代のニューヨークの雰囲気を表していて、とても素敵だった。

同性愛物が、割と苦手なのだが、今作は、単に同性愛を描いているだけではなく、男性優位の時代に生きる女性の葛藤を描いているため、心に沁みてくる物があった。

原作は、「太陽がいっぱい」パトリシア・ハイスミス。人間の内なる物を描写するのが上手。

やはり、なんと言っても、ケイト・ブランシェットの名演技が光る。ルーニー・マーラも、雰囲気を上手に出していて、巧かった。
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